ATARIYA ~Tango Innovation Hub~ 地元に親しまれた元料亭を色々な人が交わる丹後のハブへ
2022年1月11日、京都市内を中心に展開する株式会社ウエダ本社により、「ATARIYA~Tango Innovation Hub~」のオープニングイベントが開催されました。
当日スケジュール
1.株式会社ウエダ本社代表 岡村充泰 氏 挨拶
2.ゲスト講演
①ソニーマーケティング株式会社 光成和真 氏
②株式会社eumo 新井和宏 氏
③一般社団法人Design Week Kyoto 北林功 氏
3.ATARIYAに関して(取組など)
4・質疑応答
5.内覧
もともとここは「當里家(あたりや)」という長年地元に愛された料亭でしたが、株式会社ウエダ本社がリノベーションし、「ATARIYA~Tango Innovation Hub~」として新たにオープンしました。
株式会社ウエダ本社
株式会社ウエダ本社は今年で創業84年目の「働く環境の総合商社」として京都を中心に展開している会社で、主にオフィス、企業向けの事業を展開しています。ハードや設備から入るのではなく、そこで働く人がそれぞれの個性、多様性を生かして、どの様にしたいのか?から考え、それらが交差して生まれる価値をデザインしていく会社です。
目次
- ATARIYA~Tango Innovation Hub~について
- 施設紹介
- さいごに…
- クラウドファンディングについて
ATARIYA~Tango Innovation Hub~について
単なるコワーキングスペースではなく、地域と混じり合う場を目指して
ここは主に都市部から来た方が会員制でコワーキングスペースとして利用をしていただける場所としてオープンされました。しかし、旧料亭「當里家(あたりや)」に思い出のある地元の方々にとっても、また皆で集える憩いの場として利用していただきたいという思いがあるといいます。
“ワーク>バケーション“
そこで、株式会社ウエダ本社代表の岡村さんは地方でのワ―ケーションについて、地方に仕事を見出し、地域の資源や人と結びつきに行くなど、新たな事業創生と目指さすことが重要だという考えから、ここでもワークに軸足を置いたステイにしてほしいとお話されていました。
またこのような施設を丹後エリア与謝野町にオープンした理由として、「ここ丹後エリアは、京都市内から車で1時間半という距離ながら、豊かな海や山があり、食材も豊か。また古墳や民謡など歴的的にも奥深く、丹後ちりめんに代表される織物産業を始めとし、様々な職人の技術が集まる場所だから」だといいます。
施設紹介
♦コワークスペース
様々な人と人の偶発的な交流に期待したいという意図で、長テーブルに掘りごたつ式のスタイル。畳の部屋に皆で集えば、知らない人同士でもお隣さんとの自然な会話や交流が生まれそうです。
♦TANGO CELLAR
丹後地域の職人の技術や商品を手に取って見ていただけるショーケースを設置。
ここを拠点に地域外の方が丹後に親しんでもらうためのゲートにしていきたいという思いがあるといいます。
セラーに出展していただいた方とは、お客さんから問い合わせがあった際に電話一本で対応していただけるような関係を築けるようにしたいそうです。
♦シェアキッチン
使用する人の要望に合わせてお使いいただけます
取材の中で、株式会社ウエダ本社の福崎さんからは、「周りに飲食店が少ないため、お昼は地元のおばちゃんに来てもらい、ここで郷土料理を作ってもらうことが出来れば、利用者さんは健康に配慮した食事や郷土料理を食べることができ、地域の方との交流が生まれるので面白いのでは」という提案もありました。
♦スタジオ
セミナーやイベントなどで利用していただけます
♦はなれ
今後ここを、地域のインストラクターや鍼灸師を呼んで、瞑想やヨガをしたり、鍼灸が出来るスペースにしていく予定だそうです。
立派な日本庭園を眺めながらお仕事の合間に心身ともにリラックスできそうです。
さいごに…
今回このオープニングイベントにも丹後エリアで活躍する様々な地域のプレーヤーが参加し、交流が生まれていました。
「都市部から来た企業の方が地域の方と出逢い、新しいものが生まれる入口になってほしい」という願いを込めてリノベーションされたATARIYA。
長年地域に愛された元料亭 當里家が新しく生まれ変わり、今後も地域の方のみならず地域外の方にも愛される場所として進化していくのが楽しみです。
クラウドファンディングについて
株式会社ウエダ本社 代表 岡村充泰 氏:
「この度、このプロジェクトに少しでも関わったと思っていただく人を増やしたいと考え、クラウドファンディングへの挑戦を決意いたしました。皆様の応援とともに、この新しい場所をオープンさせることができたら、と考えております。
どうぞ温かいご支援を、よろしくお願いいたします。」
目標金額:500万円
募集期間:1月31日(月) 23:00まで
\ATARIYAウェブサイトはこちらをご覧ください/